ハイチ地震を悪用したオンライン詐欺が急増

シマンテックは2010年1月15日、先日発生したハイチ地震を利用したオンライン詐欺が出現していることを発表した。メール配信により被災者への寄付金を募り、本文中のURLをクリックするとマルウェアに感染してしまうというもの。こうした被害に遭わないために同社では注意を喚起している。

これまでの世界的に大きな事件が発生すると、同様の手口で詐欺やウイルス感染などの被害が出ている。マイケル・ジャクソン死去やサッカー・ワールドカップ開催など、ユーザーの関心が高いイベントをメールで送信。ユーザーの好奇心をあおり、安易にURLをクリックさせてしまうという手口だ。

シマンテックは被害防止策として、以下の注意を呼び掛けている。

・メールやIM(インスタントメッセージ)内に記された怪しいURLを安易にクリックしない

・URLはブラウザのURL蘭に直接入力して開くようにする(URLをコピー&ペーストしない)。

・個人情報や財務情報、パスワードなどを尋ねるメッセージフォームに入力しない(信頼できる慈善団体などの場合、メールで個人情報などを尋ねることはない)。


シマンテック
http://www.symantec.com/ja/jp/index.jsp