緊急放送を素早く発信できる放送システム

日本ビクターは2010年1月下旬より、壁掛け型の業務放送装置「EM-K100シリーズ」を発売する。地震や防犯時などの緊急速報に利用できる。

一番の特徴は消費電力を抑えた点。パワーアンプ部分をデジタル化することで、消費電力を従来のアナログパワーアップと比べて60%低減した。380ワットのアンプを搭載する「EM-KA380D」の場合、従来の360ワットのアンプよりも1ワットのスピーカーを20台も多く設置できるという。

すぐに緊急案内放送を流せる仕組みも備える。非常時の際、業務放送が流れていたとしてもワンアクションで緊急放送に切り替えられるようにした。別売りの電源ユニットを利用すれば、停電時でも緊急放送を流すことが可能だ。

12種の放送用メッセージを標準で内蔵するほか、最大4ヶ国語の非常用メッセージに対応。用途に応じた運用を可能にしている。

価格はオープン。学校やホテル、病院のほか、スーパーなどの商業施設での利用を想定する。

日本ビクター
http://www.jvc-victor.co.jp/