KDDIのSaaS基盤を利用した安否確認サービス

インフォコムは2009年12月1日、災害時の安否確認サービス「エマージェンシーコール/Business Port」を販売開始した。Webブラウザから利用できるSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)型で、KDDIが提供するSaaS基盤「Business Port」を利用して提供する。

本サービスは、災害発生時に企業が社員の安否確認をしたり、人員を召集したりする際に利用するもの。社員に対して一斉に緊急連絡することが可能で、インフルエンザの大流行(パンデミック)による社員の健康状態の確認などにも役立つ。

SaaS型のため、システムを短期導入できるメリットもある。自社にサーバーを設置する場合、システムを運用するまでに日数がかかってしまい、緊急時への対応が遅れかねない。SaaSなら顧客側で面倒な設定などをすることなく容易にシステムを利用でき、企業のBCP(事業継続計画)を推し進めることが可能だ。

同じSaaS型のグループウェアKDDI Business Outlook」と連携することで、緊急連絡を受けた社員は出社することなく業務に関する最新情報を確認し、業務を進めることができる。

価格(税込)は月額4万2000円(100IDまで利用する場合)。101ID以上を利用する場合は月額5万2500円のほかに1IDにつき126円の費用がかかる。初期費用は21万円。


インフォコム
http://www.infocom.co.jp/

KDDI
http://www.kddi.com/

KDDI「Business Port」
http://www.bzport.net/